日本企業、存在感確保に苦心 中国・輸入博で事業アピール [JP-hR3XxH]
日本企業、存在感確保に苦心 中国・輸入博で事業アピール 時事通信 外経部2025年11月06日20時31分配信 中国国際輸入博覧会に出展したパナソニックホールディングスのブース=6日、上海 【上海時事】中国・上海で開催中の中国国際輸入博覧会で6日、出展した日本企業が事業の内容をアピールするイベントが...
日本企業、存在感確保に苦心 中国・輸入博で事業アピール 時事通信 外経部2025年11月06日20時31分配信 中国国際輸入博覧会に出展したパナソニックホールディングスのブース=6日、上海 【上海時事】中国・上海で開催中の中国国際輸入博覧会で6日、出展した日本企業が事業の内容をアピールするイベントが開かれた。
製品の良さや中国での取り組みを訴えることで、事業拡大につなげる狙い。中国企業との競争が激化する中、各社は存在感の確保に苦心している。
自社株買いとAIブームがけん引 高市首相誕生も追い風―日経平均5万円 「日本からは国別で最大規模の320社が出展している」。イベントを主催した在中日系企業団体「中国日本商会」の本間哲朗会長(パナソニックホールディングス副社長)は冒頭のあいさつでこう強調した。
輸入博の各社のブースで、パナソニックは目玉商品として四つのドラムを搭載した新型洗濯乾燥機を展示。トヨタ自動車は上海で建設を進める高級車レクサスの工場の完成模型を公表した。
ただ、帝国データバンクによると、中国に進出する日系企業数は2024年に1万3034社と、ピークの12年から約1割減少している。米中貿易摩擦や中国の成長鈍化が要因とされるが、「単純に競争で勝てなくなったためだ」(日系商社)といった声も漏れる。
ある日系部品メーカー幹部は「とりわけ規模が小さい企業の撤退が相次いでいる」と打ち明けた。